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□初デート
骸雲
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5分後


「あの…雲雀くん大丈夫ですか?」

雲雀くんはジェットコースターに乗った後、ベンチに座ってぐったりしていました。

やはり無理があったんじゃ…;;


「何か飲み物買ってきますよ?何がいいですか?」
「…お茶」
「分かりました!すぐ買ってきますね」

と言い雲雀を置いてお茶を買いに行った骸。雲雀は相変わらずベンチに座ってぐったり。

(僕が絶叫系ダメなんて…これじゃあ骸つまらないよね…)

「…骸」

「ねぇねぇ。君一人?」
「…?」
何だろうと思い顔をあげるとそこにはガラの悪い男三人。

「…何か用?」
「君可愛いよね。一人なら俺たちと遊ばない?」
「なっ…ちょっ…止めて…」

雲雀はナンパされたあげく、男三人に連れていかれた。


――

(自動販売機混んでましたから遅くなっちゃいましたι雲雀くん怒ってないですかね…)

僕は雲雀くんの元に急ぐ。

が、先程のベンチには子連れの親子が座っている。

おや…?雲雀くんは…?


僕はその親子に近づき、
「あの…ここに黒髪の男……女の子が座っていませんでした?僕の彼女なんですけど…」

つい「男」といってしまいましたι危なかったです。

しかし親子は`いなかった´と言っていた。

もう…どこ行ったんですか雲雀くんは…


そこへ男女のカップルが近づいてきた。

「あの…」
しゃべったのは女の方。
「何か?」
「さっき、あそこのベンチに座っていた黒髪の女の子が、ガラの悪い男の人達に連れていかれるのを見たんですけど…」

「!!!分かりました!!ありがとうございます!!」

僕は急いで雲雀くんの携帯に電話をした。

(雲雀くん…!!)
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