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□初デート
骸雲
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緑たなびく 並盛の〜♪
「!!!」
雲雀の携帯が鳴り、男達はその着信音に呆然としていた。
(骸…!)
雲雀は急いで電話に出た。
『雲雀くん?!今どこに…』
「骸!!ここ木がいっぱい……ちょっ…何すんの止めてっ…!!」
雲雀は覚醒した男達に露になっている太股を撫でられた。
『?!雲雀くん!!待っていてください!すぐ行きますから!!!』
「君彼氏いたんだ〜」
「こんなに可愛いのにいない方がおかしいだろ」
「たしかにな」
そういいながら男達は雲雀の体のあちこちを触る。
「あっ…やめっ…て…」
骸のせいで敏感になった雲雀の体はビクビクと反応した。
「クスッ…可愛いー。感じてるぜこの子」
「や、あっ…」
(骸…助けて…)
「雲雀くんっ!!!!」
「「「?!!!」」」
「…!!骸…」
骸は怒りが込み上げ三叉槍を出現させた。
「なっ…何だこいつ?!」
「その汚い手で雲雀くんを触ったのですね?」
骸は男の手を踏みつけ槍の先を手に当てた。
「ひっ…止め…」
「切り落としてあげますね」
ニコリと笑って槍を持つ手に力をいれる。
「なっ…や、止めてくれー!!!」
「止めて!!骸…!!」
骸が力を抜いて雲雀を見る。
「何故です?こいつらは汚い手で雲雀くんを犯そうとしていたのですよ?」
「っ…もういいんだ。行こう」
骸の手を引いて雲雀はその場を後にする。骸は納得がいかない様子だったが、雲雀はあえて無視。
二人は観覧車に乗った。