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□君の瞳に映るのは
ディノ雲←骸/死ネタ
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次の日
僕はまた雲雀くんの元に行った。
「こんにちは雲雀くん」
「また来たんだ」
雲雀くんは風紀委員の仕事をしているらしい。書類にサインをしていた。
「大変そうですね。手伝いましょうか?」
「いいよ。大人しくしてて」
前は「じゃあ頼むよ」と言って手伝わせてくれた。
僕はもう用なしということですか。
僕は雲雀くんにゆっくりと近づく。机を挟んで雲雀くんを見下ろした。
「?何…」
雲雀くんが顔を上げ、首を傾げている。
僕は額に銃を突きつけた。
「さようなら…雲雀くん」
「!!!むくっ…」
一つの銃声が響き、愛しい小鳥、ヒバリは真っ赤な血を吹き出し、動かなくなった。
君が手に入らないなら…君を殺します。
あの憎い男には…絶対に渡さない。
『雲雀さん。どこに行っちゃったんだろう…。』『ディーノさんも必死になって探してるんだろ?大丈夫。すぐ見つかるって』『でも…何であんなに雲雀さんの血があったんだろう…』
―――
『大好きですよ雲雀くん。ずっと一緒にいましょうね?』
end