戦国BASARA
□バカップルにはバカップルを
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猿飛佐助はいま、主である真田幸村に対して大きく溜め息をつく。
「なんだ佐助、幸せが逃げるではないか。」
「幸せねぇ…。俺様もうお腹いっぱいなんだけど。」
佐助が溜め息をつくのも無理はない。
今まさに、幸村の膝の上では奥州筆頭伊達政宗がすりついているのだから。
ちなみにここは政宗の自室。
「あのさ…そういうのは二人だけの時にした方がいいんじゃ…」
「何言ってやがる。お前らが見ないで誰が俺達の熱々っぷりを見るんだよ。」
「そうだぞ。見よ佐助、この政宗殿のおみ足をぉおおぉッ…ブハァ!《鼻血》」
ペロンと政宗の裾を捲りあげれば出て来た白く綺麗な足…。
自分でめくっといて鼻血噴射。
「えぇぇッ!?ちょ、旦那大丈夫?!」
オカン佐助、幸村の鼻血を拭こうと近付けば政宗は毛を逆立てる猫のように威嚇する。
「幸村に触んじゃねぇ。darling、大丈夫か?」
「まふぁむねほの…」
政宗に鼻血拭いてもらい、その後膝枕までしてもらっている始末。こうなったら2人のラブラブっぷりは止まらない。