戦国BASARA

□愛の結晶とは。
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「政宗殿は子を孕めるのでござるか?」


春先が近い上田城。
桜が蕾をつけてもうすぐ咲くであろう木々を見ながら少し早い花見もどきをするために奥州から馬を走らせて愛しい幸村の元にきた政宗だったが…


縁側でお茶を啜って他愛ない話をし、少しの沈黙をこの幸村の一言が破っていった。


「sorry幸村、ちょっと聞こえなかった。もう二度と言わないでくれ。」

「ですから政宗ど…」

「シャラーップ!!二度と言うなっつってんだろうが!だいたいアンタ何考えてんだよ!男がガキ産めるか!?Ah?!」

「政宗殿なら産めるのではないかと佐助と話していたでござる」

「…おいこら猿。come here…」


やっぱり天井裏に隠れていた忍。
恐る恐るゆっくりと降りて来て無言で政宗の前に正座した。


「な…なんでしょー…竜のだん…なっ…!」

佐助の胸倉を掴みあげて顔を近付ければ幸村がなにか喚いているが、そんなん今の政宗の耳には届いていない。


 
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