銀 魂

□それは最高の殺し文句
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「土方どれ欲しい?」

「なんでも良いっつーの。」

「まぁまぁそう言わずに。」

「……じゃああの花火セット」

「よし。任せろ!」


なんて器用なのだろう。
一発で花火セットをGETしてしまった。


「銀さん天才じゃね?」

「まぐれだろ。」


土方は内心すげーと思っていても、それを素直に言ったら銀時が調子づくことを分かっているのであえていわないのである。


それから喰い歩きをしながら一通り屋台を見て回った。


ふと銀時が立ち止まり、なにかを見ている。
土方は銀時の視線をたどり、その先を見るとそこには親子が仲良くかき氷を食べていた。

「…かき氷喰いてぇのか?」

「んー?いや、もう食べらんねぇな。」


そう少し微笑んだ銀時に、土方はなぜだか少しの不安を抱いた。


祭りも終わりに近付いたので2人は輪投げで取った花火をしようと缶ビールを途中で数缶買い河原へ移動した。


 
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