08/14の日記
17:04
零崎榊識と薔織の存在証明 <俺のこと><私のこと><<ちゃんと理解して>>
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「「ねぇお兄さん」」
「?」
「「僕らどっちが女の子かわかる?」」
深夜2時、子供が起きている時間でも出歩く時間でも無い。そんな時間にまったく同じ顔、まったく同じ服装の子供がいた。
声をかけられた男はいきなりのことで困惑する。
「「お兄さんってば」」
「じゃあ……左の子」
面倒事には巻き込まれたくないので適当に男は答えた。
気が済んだら家に帰るだろう、そう思って。
だが次の瞬間には男の首は飛んでいた。
「俺が女だって?」
「私が男だって?」
「「ふざけてるにも程がある」」
先程と口調も雰囲気も違う彼らは殺し名序列3位の“零崎一賊”。
男の子が存在意義(アイデンティディ)零崎榊識(おりしき)。
女の子が存在理由(アイデンティディ)零崎薔織(しきおり)。
双子で同じ日に零崎に覚醒したとても稀な存在。
彼らはまず己を見分けてもらおうとする。見分けても見分けれなくても殺す、とはた迷惑な存在だがそれゆえに彼らは同じ読み方の2つ名を持っている。
存在意義(アイデンティディ)と存在理由(アイデンティディ)。二人で存在証明(アイデンティディ)。彼らは子どもゆえに残虐だ。
「榊識に薔織っちゃか?」
男の体をバラバラにしていた2人は声をかけられたことにより止まった。
そして振り向いて声をかけた人物を確認するとその人物に飛びついた。
「「軋識兄!」」
「榊識は髪が血で汚れすぎっちゃよ。薔織は俺の服で血を拭くのをやめるっちゃ」
「軋識兄はちゃんと見分けてくれるから好きだよ」
「この人ね、私のこと男って言ったのよ」
「俺は女って」
「「ふざけてるにも程がある」」
また殺気を出し始めた2人を何とか落ち着かせて軋識は抱き上げた。
それに一瞬びっくりするがすぐに軋識に抱きつく。
「レンが心配してるっちゃ。家に帰るっちゃよ」
「そうだね。早く血を流したいし」
「榊、洗いっこしようね」
「そうだね、薔」
先程まで殺人行動をしていたとは思えないほど彼らは楽しそうにはしゃぐ。
軋識は彼らを撫でて車へと乗り込んだ。
家で待つ家族のもとへ―――――――――
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・あとがき
意味わかんない文になりましたorz
管理人の友達と作った話です。ほとんど管理人が書いたんですが。
楽しかったです★
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