「ねぇ、ルフィ。皆の事どう思う?」
いつものように、特等席のサニーの頭に乗っているルフィを見上げて問う。
ルフィは私に気付いて、腕を伸ばして私を特等席に置いた。
(前にナミから聞いた話によるとルフィが此処に乗せる人は私しかいないらしい)
「もちろん大切な仲間だ!」
ルフィは嘘偽り無い笑顔で私にそう言う。
私は風が強くて落ちてしまいそうだったので、彼のベストを握りしめる。
「私の事は?」
私がそう聞くと、ルフィはビックリしたようで一瞬目を大きく開く。
そして、私の頬に小さなキスを落として微笑んだ。
「お前は特別」
計算?いや、そんなバカな。 (一瞬にして不安だった気持ちが晴れた)(ねぇ、これはなんて言う魔法?)