Get your life!(ダイゴ長編夢)
□第十三話 彼女の真実
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「ジュノー、そこでスパーク!!」
「おっと、ミミ、電光石火で避けろ!」
バトル好きな作業員の為にある発電所内のバトルフィールドで、オーバとデンジはバトルの練習をしていた。
「ガゥウ〜ッ!」
「ミミ〜!」
デンジはジュノーと言う名前のルクシオを育てていた。デンジのレントラーの息子だ。ジュノーは父譲りの電撃の強さを持っていた。しかも気性がかなり荒く、負けん気も強いので、育てれば強くなるのは確実だった。しかしまだルクシオなので、流石に実戦で鍛えられたオーバのミミロップにダメージは与えられない。ジュノーはイライラする反面、ミミロップは楽しそうだった。そこにシロナが現れた。
「あら、楽しそうね」
「えっ!?シロナさん!?」
「何でここに?」
「ちょっと用事がね。顔出しだけのつもりだったけど、少し聞きたいことがあるの。セイラさんの事なんだけど」
「「…!?」」
突然のシロナの登場に二人は練習を中断した。しかしジュノーは納得いかないようにミミロップを威嚇している。そんな二匹をボールに戻すと、二人はシロナに言われるがままに、デンジとオーバはバトルフィールドを後にした。