ロイアイ小説U

□彼女のクリスマス
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「中尉はどうするんスか?」




ハボックは仕事中にも関わらず執務室でリザに話を振った。



主語がないのだが彼女には伝わったらしい。







皆…あの大佐でさえも黙々と書類を書いているというのに。



この男は空気というものを読めないのだろうか






「貴方がいいたい人はいないけれど」








リザはクリスマスを過ごす恋人がいるのかと聞かれたのだが


これにロイはすごく食いついた。













やはり中尉はフリーなのか!!








今夜は食事に誘いたいと思っていたロイは内心ガッツポーズをしたのだが。













「だってクリスマスは家族で過ごすのが基本じゃない。ねぇ、ハヤテ号?」




リザは足元にいる愛犬を撫でてやりながらそんなことを言った。







彼女は『家族』としか過ごす気はないようだ。





犬に負けた気がしてガッツポーズなどどこへやら


さて、やり場のない挙げた右腕をどうしようか。





心の中で彼は
その腕で悔し涙をふいた











end.






クリスマスということで!!


きっかけは

クリスマスに恋人と過ごすのは日本と中国だけで

あとの国は大抵家族で過ごすのが当たり前だとテレビで知ったから。



メリークリスマス!!(^^)






10.12.25

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