SeriaL
□1
1ページ/5ページ
5月も始まり、この学校での生活も慣れてきた。
朝のHRが終わってからというもの、男子も女子も教室のあちこちでグループを作り、賑やかを通り越し騒がしい。
よくもまぁ同じヤツと毎日毎日話すことがあるもんだ。
そーゆうクラスメイトの名前は…隣で馬鹿笑いしてるコイツの名前すら覚えてねぇ。
昔からあんまり人の名前とか覚えない質
どいつもこいつも、変わり映えしねーヤツらだ。
もっと俺の興味を引くヤツはいないのか…なんて、考えても探すのも面倒臭い。
結局は変わらない日々にため息を吐くと、一限目を知らせる鐘が耳に響く。