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【Little Lovers/玲流】
「ほら、起きろ流鬼」
「んぁ…?…あと5分〜…」
「コラ。今日は買い物行くんだろ?今起きなかったらオレの独断で買ってくるぞ」
「あー?俺は子供じゃね…ぇ……あ゙ー」
「はいはい、お子様ランチくらいなら食わせてやっから顔洗ってこい」
「………」
朝一の寝起きの悪さに加え、子供体型のことを思い出した流鬼はさぞかし悪い目付きでオレを睨んでから洗面所へと向かって行った。
今日からオフとなったオレらは、まずウチにあるわけがない子供服を買いにショッピングモールへと行く予定だ。
「お、目覚めたか?」
「うん…」
洗面所から寝室へと目を擦りながら戻ってきた流鬼
寝巻きにはオレのシャツを一枚着せてやって、下は何も履いていない。
所謂ショタコン等ではないけど、それが流鬼ってだけでオレには十分な興奮材料。
「って…んなこと考えてる場合じゃねぇか、早く着替えちまえ」
「ん〜…、…あっち向いてろよ」
「え、んなの今更じゃね」
「いいからこっち見んな!」
「…はいはい、終わったら言えよー」
流鬼の裸なんて、きっと他の誰よりも見てるのに
…まぁ、前からまじまじと見られるのは嫌っていたし
今の体型だからこそ尚更、というのもあるんだろう。
「おっけ」
「っうし、んじゃ買い物行きますか」
「おう」
流鬼の格好はといえば、小さくなった日に着ていた服装。
特に考えもしなかったけど、洋服は流鬼に合わせて小さくなっていた様で。
今の流鬼には正に一張羅。
今思えばこそ、それはホッとする話だ。
車のキーを持って家を出て、駐車場までに向かう途中
いつもの様に歩くオレに、段々と流鬼は離れてゆく
「れい…たっ、ゆっくり歩けよ!」
「あ…わりわり」
「ったく、ふざけんなよ、当て付けか…」
「わざとじゃねぇよ、マジで」
「ふんっ…」
ちょっと、というか結構不機嫌な様子でむくれる流鬼さん
だけど、もう置いていかれないように、といったようにその右手はあの日みたいにオレの左手の中に滑り込んできて。
思わずくすくす笑いながら握ってやった。
/5‐Fin