擬人化小説

□偏愛兄弟日記
2ページ/2ページ

カチッとクリックをすると、ラジオ番組が再生された。
『ケロロ軍曹の怪傑ドーパミン
「ぬあw(゚o゚)w何スか?これは!?」
「あの隊長さん、こんなことやってたんだね〜」
「ギロロはまだ出ないのか

『・・ギ、ギロロだ【照】』
「ギロローーーーー
「ちょっとアンタ!五月蝿くて聞こえないよ
そうこうモメテいるうちに、宇宙アイドルのスモモちゃんが登場。
『スモモで〜〜す
「凄いっスねー。あのスモモちゃんが出てるっス」「しかし、何でまた・・・」
「この声はね〜実は、“おしゃべりスモモちゃん人形”を使ってるんだよ(^_^)さっきから三パターンしか喋らないでしょ?」

・・・・・・何?

「マジっスか〜〜Σ(@_@)ソレって詐欺じゃないっスか
「確かに
ここでようやくガルル中尉とタルル上等兵が気付く。

「でもね・・・問題はココからなんだよ
トロロ新兵は、再生プログラムを早送りして、あるシーンのところで再生を行った。

『スモモちゃ〜ん最近、ポエムにハマッテるんだって?(^。^)どんなポエム書いてるの?o(^-^)o』
『恋する乙女のポエムです
「コレの何処が問題なんスか
「そういえば、さっきよりセリフのレパートリーが増えてないか

「ビンゴだよ中尉」
「Σ・・・・・!?」
思わぬ返答に、驚く二人。(ガルルとタルル)と、同時に緊張が二人に走る。
「実は、僕もオカシイなと思って―――この後のセリフ(声)を解析機にかけてみたんだよ
「解析機とは・・・??」「まあ〜具体的には、この声の持ち主の本来の声を聴くことができる機械かな?そしたら、意外な結果が得られたよププ〜〜〜
ただならぬ予感が中尉のを襲ったが、まさかそれが自分の身に降り懸かるものであるとは・・・・予想していなかったに違いない。 早速、トロロがさっきの所を、解析をした上で再生してみた。
すると・・・どこかで聞いたことのある声が。


「Σま、まさかっっっ
タルルが驚くのも無理はなかった。その声の主は・・・・・

「―――ギロロ」
他人のタルルでさえ、あんなにはっきりと認識できたのだ。身内であるガルルが解らないはずがなかった。

しばしの沈黙。

『うっ、気まずいっス;;』
タルルはそう感じずにはいられなかった。明らかに異質な空気がガルルの周りを支配していた


「タルル上等兵トロロ新兵

「うわはいっス(@_@)」「ププ何?」

「只今より出陣をする」「へ


「目標―――ペコポン(地球)

『ええ〜〜〜〜

こうして一人のブラコン中尉によって、哀れな上等兵と新兵が犠牲になった。
しかし、もっと哀れなのは・・・・名前さえ呼ばれなかったゾルル兵長かもしれない。

⇒2に続く。
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ