KAT-TUN小説
□24時間TVにて【仁亀/赤西視点】
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2006年8月26日、俺達KAT-TUNがメインパーソナリティを務めた、『24時間TV』が始まった。
でも、みんな知らないんだろうな〜・・・・・亀が何で暑いにも関わらず、Tシャツのしたにチェック柄のワイシャツを着てたのか。
俺は知ってるよ。
TVカメラが徳光さん達を映しているため、俺達KAT-TUNはカメラのちょうど死角になった。
「か〜〜め何で今日は中にワイシャツ着てるの?」 後ろから囁くように、俺は亀に尋ねてみる。
「そういえば亀、その恰好暑くないの?」
中丸がしゃしゃり出てきた。見れば、他のメンバーも興味津々な面だ。
「これは・・・・蚊に刺された痕が酷いからかな?」
亀は少しどもりながら答えた。
「Σまじ!?」
「最近の蚊って厄介だね」「ホントA」
田中・田口・上田も、亀の返答につい口を挟む。
あーらら☆さあ、亀はドウデル?
「あ!!あっちでスタッフさん達が呼んでるジャン(゚o゚)ほら、行ったA」
そう言ってメンバーを誘導させた亀。
俺は、みんなの後をついて行こうとする亀に近づいた。
「嘘つき」
亀の横に立って、意味有り気に微笑んでみた。
「・・・・・・・」
どうやら亀は何も言えないらしい。
「そんなに恥ずかしい?」 そう言って、亀のうなじをなぞった。
「・・んっ・・・」
「反応してる?まだ慣れない?可愛い」
「もとはと言えば、仁が悪いんジャン」
「どうして?何が〜?」
俺は、わざと知らぬ振りを決め込んでみた。すると亀が口を開いた。
「あ、あっ、あんなにキツク吸うから・・・痕が残ったんだよ!」
「だって、アレは亀が最中に気絶しちゃったのがいけないんじゃん!!俺、淋しかったからつい―――」
「あ。仁!尻触るなよ」「いいじゃないA俺と亀の仲でしょ?」
そういってさっきよりももっと力強く亀の尻を掴んだ。
「なっ///」
「何だか、すっげーその気になってきたあとで、俺の部屋でヤろうぜ、なあ亀?」
「・・・・・・」
亀は黙ってしまった。俺は一瞬、怒らせたかと思った。
しかし、どうも違った。
「いいよ」
「え」
「いいって言ってるの」
「マジ嬉しい」
仕事中に不謹慎かもしんないけど、俺は早く24時間経てばいいのにと思ってしまった。
END