BASARA小説
□↑↑青春☆バサラ↑↑
1ページ/6ページ
―――夏の暑さは何処へやら、季節はもうすっかり秋。
秋といえば、食欲・芸術・読書…色々と行うのに適した季節でもある。スポーツも例外ではない。
此処、バサラ学園も只今体育の授業中
「佐助こっちじゃ〜〜」「わってるよほらよパス」
―――――パシュ!!
がたいのいい男子生徒達の中でも、ひときわ目立つ生徒が二人。
二人共茶髪であるが、短い髪をあちこちお洒落にピンでとめているのが、二年の猿飛佐助である。
《ダン、ダンダンダン…‥》
「ヌおぉぉォ」
――――パサ
「ひゅやったじゃん旦那」
「やりましたゾォ〜〜〜〜お……」
「はいA‥‥後で、職員室に行って報告しようね」
《ズルズルズル‥‥‥》
この佐助に引きずられている、長い後ろ髪を一つに結っている、一見頭が弱そうな子が真田幸村である。
そんな彼らを奇異の目で見ながらも、興味津々に話題にあげる生徒達は意外に多かった。
「相変わらずスゲーな…あの二人」
「つーか、何でいつもあんなテンション高いんだ?」「関わるとろくな事がなさそうだ」
「‥‥あれ!そういえば」