蒼
□再会
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「どうしました?副指令。」
第一声。
アイツが復帰してから初めて会えた時の第一声がそれだった。
再会
「入口で立ち尽くして…邪魔になりますよ。」
続けてそう言った。
「インフェルノ…」
だよな?と続く前に
「なんですか?」
返事が返ってきた。
あぁ…駄目だ。
泣きそうだ。
一歩、一歩づつ、近付く。
確かめるように
目に焼き付けるように
「インフェルノ…」
「なんですか、ふく‥」
今度は返事を待ってられなかった。
側まで来て、思いきり抱き締めた。
確かめるように
感覚を、感触を、
生きているのだと
強く、でも優しく…
「副指令。」
「…なんだ?」
「ただいま、戻りました。」
「ん…おかえり。」
そう返せば、インフェルノは肩越しに微笑んだ…気がした。
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