ていきゅう
□涙を堪えて
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最近、先輩達の様子がおかしいんです。
「赤也ぁ〜」
「なんスか、丸井先輩」
「なんか･････え、あ、いや！やっぱりなんでもねぇや！」
今だってホラ。丸井先輩は俺に話し掛けてきたかと思えば、言いかけた言葉をそのままに、顔を真っ青にして踵を返して行ってしまった
「赤也、あのよ･･････わ、悪ぃ！何でもない!!!!」
「え、ちょ････ジャッカル先輩？！」
ジャッカル先輩まで････。
俺、淋しいじゃないっスか！
泣きそうになるのを必死に堪えて最近は部長に相談に行く。それが俺の日常になっていた。
「ぶ、部長ぉーっ！」
「どうしたんだい？赤也。」
「みんなが俺を避けるんですよーっ!!!」
「それは可哀相に」
優しいのは部長だけだ。
幸村部長だけ。
涙を堪えて
俺がいつも孤独になるのは部長のせいだとしる由もない
(ふふ････)