復活小説

□子供の君
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「ここはどこだろ」

そこは酷く汚れた場所で暗くて長居はしたくないと思うような場所だった
「確かリボーンに呼ばれて、ジャンニーニの実験台として変な装置の中に入ったはず」
〔おい、ツナ聞こえるか〕
「リ、リボーン!?」
〔ちゃんと通信はできるみてぇだな〕
「そんなことよりここはどこだよ」
〔そこは過去だぞ〕
「過去?」
〔そうだぞ、そこは今お前が一番気にしている過去だぞ〕
「俺が?」
〔あぁ、そこでお前はやることがあるはずだ〕
「・・・」
〔それを〕ザー〔遂げる〕ザー〔帰って〕ザー〔ねぇぞ〕
「おい!リボーン!」
ザー

そこでリボーンとの通信が出来なくなってしまった

「俺がここでやらなきゃいけないことってなんだよ」
ツナが一人で悩んでいると後ろから誰かがぶつかってきた

「痛っ」
「子供!?君大丈夫?」

ツナが手を差し出すとその子供はその手を払い除けた
「触らないでください」

その子供はツナを睨みつけた
その子供にツナはある人物の面影をみた
「骸!?」
「・・・何故」
「えっ?」
「何故僕の名前を?まさか貴方もあいつらの仲間」
そう言って仔骸は身構えた
「ちょっと待って骸、俺は君に危害を加えたりはしないから」
「なら貴方はなんなんですか?」
「えーと、俺は、なんて言うか、信じてもらえないかも知れないけれど俺は、過去からきたんだ」
「バカバカしい僕は過去からのタイムトラベルなんて信じませんよ」
(やっぱりこの言いよう骸だ。)
「それより貴方名前はなんて言うんですか?」
「あ、俺?沢田綱吉」
「綱吉ですか」
「それより骸はこんなとこで何してんの?」
「僕は・・・あるマフィアから逃げてきたんですよ」
「マフィア?」
「ええ、そのマフィアは僕達子供で人体実験として使っていたんです」
「・・・エストラーネオファミリー」
「おや、ご存知でしたか」
「いや、詳しくは知らないんだけど」(昔リボーンや骸から話を聞いた事があるくらいだし)
「クフフそうですか。僕はそのファミリーを皆殺しにしたんです。」
「・・・骸」
「このくだらない世の中を変える為に・・・けど殺した人達にも家族がいたはずだ僕とは違って」

骸はとても悲しそうな顔をしていた
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