BLEACH〜十四番隊の死神達〜

□新たな敵
1ページ/3ページ



前回、新たなる力に目覚めたチャドは、再びガンテンバインと対峙していた。


ガンテン「ディアブロ・・・悪魔だと!?」


ガンテンバインは歩きながら近付いてくるチャドを見ると、拳に霊力を溜める。


ガンテン「ディアブロとは大層な名前じゃねぇか!なぁ茶渡泰虎ァ!!」


ガンテンバインはチャドにそう言うと、再び砲撃を放つ。

だが


ボフ!


ガンテン「!」


あっさりとチャドの左腕“ディアブロ”に消し去られてしまう。


ガンテン「ぐぉーあー!」


自身の砲撃が通用しなかったガンテンバインは、チャドに拳での打撃攻撃を仕掛けるが


ドン!


ガンテン「!!」


今度は右腕“ヒガンテ”の盾に防がれてしまう。


チャド「うおぁー!!」


今度は自分の攻撃だといわんばかりにチャドはガンテンバインの左腕を掴み、壁へと突進する。


ドカン!


ガンテン「うぐぁ」


チャド「ラ・ムエルテ」


ぶつかった衝撃でガンテンバインは声を上げるが、チャドは気にせず左腕“ディアブロ”の打撃技をガンテンバインに食らわせた。


ガンテン「ぐおっ!うがぁ・・・・」


ガンテンバインが声を上げるのと同時に彼の帰刃が解け、壁には巨大な髑髏の傷が出来上がっていた。


チュドーン


しかし、その厚い壁をも凄まじい威力で破壊したため、ガンテンバインは虚夜宮の天蓋の下へと吹き飛ばされる。


そして、チャドは吹き飛ばされたガンテンバインの元へと向かい、彼の前にひざまずくと彼に感謝の言葉をし始めた。


チャド「俺が力を掴めたのは、あんたが全力で戦ってくれたお陰だガンテンバイン・・・ありがとうあんたのお陰で俺はこの先を戦い抜ける・・・命は置いていく、幸運を願う。」


言い終わるとチャドは、先に歩き出す。


チャド「それにしてもどういうことだ?ここはかの壁の内側じゃないのか?壁の内側は巨大な丸天井になっていた筈だ・・・何故あの天井がないんだ・・・それに、壁の外は何時間経っても月の位置さえ動かない夜空だったのに・・・何故急に昼間になってるんだ?」



ガンテン「・・・はっ!!!」


チャドがぶつぶつと独り言を呟いていると、倒れているガンテンバインが何者かの姿を見て驚愕した。


ガンテン「にっ逃げろ!」


チャド「!!!」


ガンテンバインがそう言った時には何者かは既にチャドの目にも見える位置まで来ていた。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ