BLEACH〜十四番隊の死神達〜

□喰虚と心の在りか
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虚夜宮 アーロニーロの宮

未来がノイトラにやられた頃、ルキアもかつて自らが憧れた十三番隊副隊長“志波海燕”の顔を持つ第9十刃“アーロニーロ・アルルエリ”の前に次第に追い詰められてきていた。


アーロ「俺の能力はグロトネリア(喰虚)、死した虚を喰らってその能力と霊圧を我が物とする力・・・この能力は志波海燕と融合した虚“メタスタシア”をその体ごと喰って手に入れた力だ!」


ルキア「くっ・・・」


アーロ「この体は志波海燕の物・・・体には全ての経験が、脳には全ての記憶が全てそのまま残っている!」


ルキア「なっ!!」


アーロニーロの言葉を聞き、ルキアは驚愕する。


アーロ「終わりだ。見せておいてやろう十刃の刀剣解放というやつを・・・食い尽くせ、“グロトネリア”」


アーロニーロは解号を言う。
すると、上半身以外が巨大な蛸の脚のように変わった。


ルキア「!!!」


アーロ「良い顔だ、恐怖しているな!?もっともっと恐怖しろ!これが今まで俺の喰らってきた虚全ての力の姿だ!!・・・十刃の刀剣解放を平凡な破面のそれと同等と思うなよ」


アーロニーロはそこまで言うと志波海燕の斬魄刀“捩花”を出す。

そして、話を続ける。


アーロ「俺のグロトネリアは、喰らった虚の能力を全て同時に発現出来る!・・・今まで俺が喰らった虚の数は3万3650・・・ここから先の戦いは、3万を超える虚の大軍勢と1人で戦うに等しいものと思え!!!」


アーロニーロはそう叫ぶと、ルキアに向かって進んでくる。


ルキア「海燕殿・・・・」


アーロニーロの姿を見て、ルキアは一言そう呟くのであった。
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