BLEACH〜十四番隊の死神達〜

□絶望
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グリムジョーとの死闘を制した一護は井上とネルを柱から地上に降ろしていた。


一護「さてと、とりあえず俺はこのままチャドとルキアと未来を助けに行くから」


ネル「ネ、ネル達は? ネル達は置いて行くッスか!?」


一護の言葉にネルは置いていかれてしまうのかと不安になる。


一護「そんなわけねぇだろついてこいよ。 こんなとこに居る方が危ねぇ・・・!!!」


井上、ネル「!!!」


そんなネルに一護はそう言うと、その直後背後に霊圧を感じ、3人は皆後ろを見る。

すると


グリム「くっ・・・はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」


何と!倒した筈のグリムジョーが意識を戻し、一護達の数十メートル先に立っていた。


一護「・・・グリムジョー・・・・」


井上「黒崎君・・・」


井上の呼び掛けに一護は答えず、砂地に刺していた斬月を抜き取る。


グリム「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・」


ジジジジジ・・・バシュン


更にグリムジョーが一護達の所に向かって歩いてくると、霊力の消耗によって維持出来なくなったのか突然、解放状態から元の姿へと戻ってしまう。


グリム「ぐっはぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・負けるかよ 俺が、俺がてめぇなんかに・・・負けるわけがねぇーんだ!!!」


一護「・・・・」


グリムジョーは叫びながら斬魄刀で一護に斬りかかるが、彼は斬月を投げ捨て、たやすく攻撃を防ぐ。


一護「もう止めろグリムジョー、てめぇの負けだ。 てめぇが王だか知らねぇが、気にくわねぇ奴を片っ端から潰して、一人だけで王になってそんなもんの何が楽しいんだ!? 俺のことが気にくわねぇなら何回だって戦ってやる・・・・だから、今はもう止めろ」


グリム「・・・・」


一護の言葉にグリムジョーは少しの間無言であった。

しかし


グリム「ふざけんな! てめぇは・・・・


ズザ!


一護「!!!」


グリムジョーは怒り、再び攻撃しようとしたその時、横から三日月2つを相対で繋げたような斬魄刀が現れ彼の左肩に突き刺さった。


グリム「ぐぅ・・・・ぐはっ」


ドサ


グリムジョーはダメージの蓄積により倒れてしまった。


ノイトラ「往生際が悪りぃんだよ さっさと死ね! そいつは俺が貰う」


そう、グリムジョーを攻撃し、一護達の元に現れたのはチャドと未来を倒した十刃ノイトラであった。
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