BLEACH〜十四番隊の死神達〜
□破壊する力
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涅がザエルアポロを倒した頃、身動きのとれないノイトラに最大の力を込めた怒激を叩きつけた大和は・・・・
ブシュ
砂煙の舞う中から突如、ノイトラの斬魄刀が大和を襲い、彼の左肩を斬り裂いた。
大和「ちっ」
ノイトラ「何遍も言わせんな！ 俺の硬皮は歴代全十刃最高硬度だ！ てめぇらの斬魄刀で何をしようが俺は殺せねぇんだよ！！」
大和「（全く効いていない・・・・やはり始解のままではパワー不足か・・・・）」
ノイトラ「ヒィーヤッハー！」
大和「！」
ガン！ バジジジジ・・・・ズドォーン！！
考え込む大和にノイトラは奇声を上げながら斬り掛かり、両者の斬魄刀はぶつかり合いにより再び火花を散らす。
そして、ついに爆発を起こした。
ノイトラ「ハハハハ！ てめぇの力はその程度か？死神！」
大和「うるせぇー奴だな、まだウォーミングアップだろうが」
ノイトラ「はっ！ 確かにな。
だがよ、本気を出してもてめぇは俺には勝てねぇー！
最強である俺にはな！！！」
ギン！ゴン！ガン！
再度斬り掛かってくるノイトラの斬撃を、大和は怒激のハンマーを使い防いでいく。
だが、大和も負けてはいなかった。
大和「てめぇ・・・・あんまり俺を舐めんじゃねぇーよ！ 破道の三十一、赤火砲」
ノイトラ「何！？ぐあっ！」
チュドォーン！
ノイトラの攻撃に入る間の一瞬の隙を突き、彼の顔面に赤火砲を直撃させたのである。
それによりノイトラは地面に倒れる。
ノイトラ「ちっ（あの女の使っていた破道よりも威力が高いだと！）」
しかし、ノイトラは直ぐに立ち上がった。
大和「眼帯が吹き飛んだか？」
ノイトラ「！ くそが！」
キュイーン・・・・バシューン！！
大和の指摘通り、赤火砲を顔面へとまともに喰らったノイトラの眼帯は燃え尽きたのか消滅していた。
それがカンに障ったのか、彼は舌を出しその先から虚閃を放つ。
大和「！（虚閃か！？）」
ドウー・・・・ブホッ
だが、大和は咄嗟に怒激を盾として虚閃を防御し、受けきる。
ノイトラ「なっ！？」
大和「今度はこっちから行くぜ！」
大和は行動を防御から攻撃へと変え、ノイトラに襲い掛かる。
ガン！ゴン！ドン！バジジジジ・・・・
ノイトラ「くそっ・・・・がぁ！！！」
ドガッ！
大和「ぐっ」
競り合いがきつくなってきたのか、ノイトラは大和を蹴り飛ばした。
大和はその威力により一時的にのけ反る。
すると
ノイトラ「終わりだー死神！」
キュイーン・・・・バシューン！！！
大和「！！！」
チュドォーン！！！
ノイトラはその隙を逃さず、先程の虚閃よりも威力の高い虚閃を大和へと直撃させた。