BLEACH〜十四番隊の死神達〜
□石田VSチルッチ
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ドルドーニが目を覚ますと自分の顔にネルのよだれが大量にかかっている光景だった。
ドル「ホぎゃああああああああああ!!!」
ドルドーニの宮で彼の絶叫がこだました。
ドル「なにっ・・・なにを・・・!!何をしている貴様あああ!!!」
ネル「なにって・・・ヨダレかけてるっス」
ドルドーニが後退りしながら聞くとネルは普通に答えた。
ドル「見ればわかるそんなことは!!!何故吾輩にヨダレをかけているのかと聞いているのだ!!!」
一護「うるせえなあー何騒いでんだドン・パニーニ。」
ドル「ドルドーニだ!!!何だそのおいしそうな名前はっ!?」
話の進まない会話に一護が何故ネルがヨダレをドルドーニにかけていたのか説明する。
一護「コイツのヨダレには弱いけど治癒能力があるんだってよ。なっネル?」
ネル「あいっス。だからこうして・・・」
ネルはそう言うと喉の奥のある部分を握りしめるそして
ゲボァ
ドル「何をする!!!」
ドルドーニにむけて〇ロをかけようとする。
ネル「だからヨダレっス」
ドル「ヨダレではない!!〇ロだそれは!!!」
ネル「喉〇ん〇こねるとヨダレがいっぱい出るっス」
ドル「だから〇ロだ!!!ていうかレディが〇ん〇こねるとか言うな!!!」
何やら下ネタのオンパレードをするネルとドルドーニ。そして
ドル「ああっ!や・・・やめ・・・」
ゲボロロォ〜
ドル「イヤーーーー」
ついにドルドーニが押し負けてドルドーニの身体に〇ロがかけられた。
数分後
ドル「・・・完敗だよ清々しい程にな。吾輩の体には力が満ち、心には勝利の意志が満ちていた。いつ何時打ち込まれようと受け切り打ち返すという確信があった。・・・油断は無かった、只、見えなかった。・・・強いなニーニョは」
一護「・・・そんなこと無えよ。」
ドルドーニの強いという言葉を一護はあっさりと否定する。それを聞いたドルドーニは一護に本音を話始める。
ドル「・・・吾輩は、十刃に戻りたかった。」
それを聞いた一護はドルドーニの方を向く。
ドル「・・・十刃は藍染殿の忠実な下僕だ。そして、藍染殿はその十刃を戦いの道具程にも思ってないだろう・・・それは解っている。だが、1度高みに立った者はその眺めを忘れられぬものだ。あの場所は堪らなく心地良かった。吾輩は・・・全力のニーニョを倒せば藍染殿に再び認められ十刃に返り咲くことができるやも知れぬ
と考え、その為にニーニョに虚化を促した・・・
そしてその心は・・・今も変わらぬ!!!」
ドルドーニはそう言うと再び刀を抜く。
一護「!!」
ドル「何を驚く?事情も知れぬ敵の傷を癒すということは反撃は覚悟の上でのことだ!違うかね?」
一護「やめろ!まだ動ける程には回復してねえだろ!!」
ドル「傷とは気構えに負うものだよニーニョ、戦う意志さえ回復すれば体の傷など取るに足らん!そこがチョコラテの様だと言うのだ!!ニーニョ!!!」
一護は止めるように言うがドルドーニは一護に叫びながら飛び掛かる。だが
ドッ、カラ・・・ン
ドルドーニが切れる音と彼の斬魄刀が折れる音がこだまする。
ネル「・・・一・・・護・・・」
ネルの声と同時に一護がドルドーニの宮から走り去る。
ドル「・・・フ・・・フフフフフフフフフフフフ・・・!!・・・さて・・・どうやら間に合った様だ。」
ドルドーニがそう言うと彼の前に葬討部隊が現れる。
ドル「・・・ようこそ葬討部隊諸君。」
隊長「・・・負傷した侵入者を追討せよとの命令です。」
ドル「誰のかね?」
隊長「申せません。」
ドル「ここを通りたいかね?」
隊長「・・・貴方は剣も折れ、刀剣解放もままならぬ事情状態・・・その様なお体で我々と戦えるなどと思われませぬよう・・・!」
ドルドーニが挑発すると葬討部隊は剣を抜きはじめる。ドルドーニはそれを見ると怪しく笑いながらこう言い放った。
ドル「言うじゃないかねホベンスエロ!」
ドルドーニの言葉と同時に葬討部隊が彼に向かって襲い掛かる。ドルドーニは構えながら、心の中で聞こえてはいない一護に話しかける。
ドル「(吾輩の力は衰えた恐らくニーニョは虚化せずとも吾輩を倒せただろう。だがニーニョは虚化してくれた、それが自らの急激な消耗を招くと知りながら・・・感謝する)」
ドルドーニも襲い掛かる葬討部隊にかかっていく。
ドル「(これが吾輩からのせめてもの礼だ。ここから先の住人は吾輩の様に甘くは無い。敵を斬ることに迷うな、止めを差すことに躊躇うな!況してや傷を癒すなど言語道断だニーニョ・・・チョコラテは此処に置いて行け鬼になるのだニーニョ!鬼のように強く、鬼のように悪辣に、冷酷さに耐えるには冷酷になるより道は無いと知らねばならぬ、然もなくばニーニョ・・・・)」
ここでドルドーニからの言葉は終わり戦いの音も止まった・・・