BLEACH〜十四番隊の死神達〜
□新たな敵
2ページ/3ページ
チャドが見たのは十刃の会議で奇声をあげていた第5の十刃“ノイトラ”であった。
ノイトラ「よォ、おめえが一番乗りか?」
チャド「くっ!」
一瞬でノイトラの強さがわかったチャドは、両腕を通常のものから強化したものへと変える。
ガンテン「よせ!逃げろ茶渡泰虎!!」
ガンテンバインはチャドに逃げろと言うが、チャドはひこうとはしない。
ノイトラはそれを見ると、まるで獲物を狩る時の動物のように笑いながら三日月を左右反対に2つ付けたような巨大な刃物の武器を構える。
ガンテン「やめろー!!!」
ガンテンバインは大声を出し、チャドを止めようとするが、チャドはやはりひこうとはしない。
チャド「・・・問題ない・・・動きは遅い、こいつがかなりの使い手なのはわかるが・・・出方を見るより先に・・・一撃で決める!」
そう言うとチャドはノイトラに向かって打撃攻撃を繰り出す。
ドゴン!
そして、それはノイトラの胸部に見事直撃した。
だが
ノイトラ「なんだよ」
チャド「なっ!!!」
ノイトラの硬皮は相当硬いらしく、チャドの攻撃を全く受け付けていなかった。
ノイトラ「それが全力か?」
チャド「くっ!」
ノイトラから巨大な武器がチャドに振り落とされる。
ブン!ガキン!
しかし、チャドがやられる寸前のところで未来がノイトラの攻撃を封印状態の波弓流で受け止めた。
チャド「!!!」
ノイトラ「あァ?何だよてめえ」
もう少しで相手を斬れそうだったのに防がれたため、ノイトラはやや不機嫌そうに言う。
未来「普通は自分から名乗るんじゃないの?」
ノイトラ「はっ、上等だぜ!俺は第5十刃・・・“クイント・エスパーダ”ノイトラ・ジルガだ!!」
未来「私は十四番隊第三席の一木未来だよ。」
ノイトラはそれを聞くと先程までの不機嫌さは消えうせ、口元を吊り上げて喜びの表情をする。
ノイトラ「そうか、てめえ死神か・・・ならそいつより強ぇーんだよな!?」
ノイトラはそう言うと、霊圧を先程までとは比べものにならないくらいに高める。
未来「・・・波の如く立ち上がれ、波弓流」
未来はそれを見ると、始解をする。
ノイトラ「そんな弓で俺を倒せるなんて思ってんじゃねェだろうな?」
未来の始解を見たノイトラが言う。
未来「倒すよ・・・絶対に!」
ノイトラ「そうかよ!!」
ノイトラはそう言うと未来に斬りかかってきた。