BLEACH〜十四番隊の死神達〜

□喰虚と心の在りか
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ルキアの心の世界


海燕「朽木・・・朽木・・・朽木!」


バシン!


ルキア「うっお!」


ドタン!


ボーとしていたルキアは海燕に頭をビンタされる。


ルキア「なっなんですか海燕殿!いきなり!!」


いきなりビンタされたルキアは怒鳴る。


海燕「呼んでも揺すってもおめぇーが返事しねぇーからだろ!」


しかし、海燕に逆に怒鳴り返される。


ルキア「寝違えたらどうするんですか!!!」


ルキアは再び怒鳴るが


海燕「寝違える?歩きながら寝てたのかよおめぇーは!?」


海燕はルキアの行動に意味がわからずそう言う。


ルキア「?」


それを聞いたルキアは、今の状況がよく理解できず困惑する。


海燕「まったく・・・ボーとすんな!そろそろ着くぞ!!」


海燕はルキアに呆れると先に歩いていく。


ルキア「ここは?」


ルキアはそう言うと、辺りを見回す。

それは、かつて見た光景だった。


海燕「置いてくぞー朽木ー!」


ルキア「はっはい、すいません!」


海燕の怒鳴り声を聞き、ルキアは海燕の元に向かって走り出す。


ルキア「(風が頬に当たる・・・森が私のゆくてを開き、草の臭い、日差しの煌めき、鳥の声・・・)」


海燕「あぁ!?」


ルキアが海燕を追い抜かし、どんどん先に進んでいく。


海燕「おい、どこ行くんだよ」


それを見た海燕はルキアにそう言う。

すると、ルキアは海燕の居る場所へ走ってくる。


ルキア「(覚えているこの風景・・・古代樹の一本一本を不安と興奮と温かさの内混ぜになった弾むようなこの気持ちを・・・ここは西流魂街3地区北端コイウシ山・・・私が海燕殿に、初めて訓練をつけてもらった場所)」


ルキアは此処が何処かわかると、海燕と初めてだが初めてではない訓練を始めた。
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