BLEACH〜十四番隊の死神達〜

□敗北
2ページ/4ページ



ウルキオラが月牙天衝に飲み込まれて直ぐに一護の虚化は解けた。


一護「はっ、はっ、はっ、はっ」


そして、既に先程とは別人な程霊力を消耗していた。


ネル「一護ぉー!」


そんな一護の元に、遠くに離れて戦いを見ていたネルが走ってくる。


一護「ネル!」


一護はネルを見る。

しかし


ネル「いーちーごー!!!」


ドガッ!


一護「ぐあっ!」


ジャンプをして一護に飛び付いてきたネルによって、彼は広間の柱に吹き飛ばされてしまう。


ネル「うわぁー! 死んじゃうかと思ってたっス!! 死んじゃうかと思ったっス一護ぉー!!!」


ネルは泣きながらそう言うが、一護は今のネルからの一撃の方が苦痛だった。


ネル「そんなボロボロの身体であんな出鱈目な力使って、無茶すんなっス! ネル・・・もう・・・凄い心配しちゃったっス・・・・」


一護「わりぃ、心配かけちまったな」


しかし、ネルの大泣きしながら言う姿を見て一護はこう言うしかなかった。


一護「よし、行くか」


一護はそう言うと立ち上がる。

だが、霊力消耗が激しい為、かなりフラフラしていた。


ネル「だっ大丈夫っスか一護!?」


そんな一護を見たネルは焦りながらそう言う。


一護「大丈夫だ・・・こんなところでモタモタしてらんねえ・・・・!!!」


一護はネルにそう答えると、先程倒した筈の者の霊圧を感じとり、更にその姿を見て驚愕する。


一護「!!! 何・・・だと!!!」


ウル「やれやれ、両手を使っても止めきれんとはな・・・少し、驚いた・・・・今のが全力か!?」


一護「あっああ・・・・」


一護が恐怖するのも無理はない、そこに居たのは自分の全力を放ったにも関わらず、ほとんど無傷のウルキオラであったのだから・・・・
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ