BLEACH〜十四番隊の死神達〜
□クアトロVSセスタ
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その頃
井上の部屋に戻ってきたウルキオラは、破壊された部屋にロリとメノリしかいないという光景に僅かに感情をあらわにしながら、その2人に問いただしていた。
ウル「・・・どういうことだこれは・・・」
2人「・・・・」
ウルキオラは聞くが、あまりの静かな怒りに震え言葉が出ずにいた。
ウル「・・・質問をかえる・・・・誰がこれを?・・・」
ロリ「・・・・・グリムジョー・・・」
ウル「・・・そうか・・・」
ウルキオラは一言そう言うと、グリムジョーの霊圧のする場所へと向かって行った。
虚夜宮・塔
グリムジョー達のいるここでも、同じようなことが話されていた。
井上「(もの凄い霊圧が黒崎君の傷を覆って渦巻いてる・・・・拒絶出来ない)・・・一体誰がこんなことを・・・」
一護の治療をしながら井上が呟く。
グリム「ウルキオラだ、奴のやり口だ。 奴自身、気付いてるどうかはしらねぇーがな。 気に入った獲物には自分と同じ場所・・・或いは近い場所に穴(孔)を空ける」
グリムジョーは井上の呟きにそう答えると、立ち上がる。
グリム「思いしらせてやるさ! 人の獲物に手を出すことが、どういう報いを受けるのかをな・・・・!」
井上、ネル「!」
グリムジョーがそう言った直後、一護の指が動きそして、彼は意識を取り戻す。
一護「・・・ネル・・・と井上!?」
井上「黒崎君・・・」
ネル「いっ一護!」
一護の反応に2人は安堵しながら返事をする。
だが
ダン!
グリム「うるせぇぞ! 喚く暇があったらさっさと治せ!!」
自らの敵である一護をわざわざ治すことにもムカついているというのに、それがさっさと終わらない為、グリムジョーは痺れを切らし怒鳴る。
一護「! お前、グリムジョー! 何でてめぇが井上と・・・・」
グリム「てめぇも黙って治されてろ! 俺は無傷のてめぇとケリつける為に此処に来たんだ!」
井上「! グリムジョー! あなたそんなことの為に治させて!」
グリム「うるせえって言ってんだ! 死にかけてんのを治させてやってんだ、文句言うんじゃねぇ! 急げよ、いずれ気付いたウルキオラが此処に戻ってくる。 その前に・・・・!!!」
ブン!
グリムジョーが言いかけると、早くもウルキオラが響転を使い背後に現れた。