BLEACH〜十四番隊の死神達〜
□決着
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グリムジョーは一護を刺すと、破面になる前の時のことを思い出す。
“ギリアン(下級大虚)に個はない、最下級のメノス(大虚)であるギリアンは幾百の虚が折り重なって生まれるとされる。
だが、それは正確には誤りだ。
虚は無くした心を埋める為、魂の渇きを消し去る為に人間の魂を喰らう。
だが稀に、その渇きが極端に強い虚が現れる。
そして、それは何故か同族である他の虚の魂を求めるようになる。
虚の魂を欲する虚達は自然と集まり、そこで互いを喰らい始める。
そうする内、魂が溶け合い個を失い、莫大な霊力を持つ巨大で愚鈍なギリアンとなる。
だが、共食いの中の一体の能力や自我があまりにも他を超絶していた時、稀にギリアンと化してなお個を失わぬ者が現れる。
その者は更に他のギリアンを喰らって進化を続け、やがてその名をアジューカス(中級大虚)と変える。”
グリムジョーSide
こうして俺は・・・グリムジョー・ジャガージャック様は生まれた。