BLEACH〜十四番隊の死神達〜
□第2幕
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斬魄刀を解放したザエルアポロの姿は、ドレスのような服を着ていて、更に両頬に仮面が形成され、背に不思議な羽が生えているといったものだった。
ザエル「お待たせして済まなかったね。 いよいよ第二幕の開演だよ・・・・いや、済まない訂正しよう正しくはいよいよ第二幕の“終焉”だ」
ザエルアポロはそう言うと、背中から黒い液体を雨のように放出する。
恋次「な、なんだ!?」
石田「し、知らないよ! 避けろ、とにかくかわすんだ!」
放出される液体を見た恋次は驚き、石田は皆に避けろと指示をだす。
だが
ドンド「そんなこと言われてもこんなの無理でヤンスー!・・・・あ!」
かわせと言って間もないというのに早くもドンドチャッカはそれを受けてしまい、触れた液体はドンドチャッカへと変わった。
石田「なっ!」
石田はそれに驚き動きを止める。
すると
ベチャ
石田「し、しまっ!」
石田も液体を触れてしまい、分身を作り出されてしまう(どうやらこの液体は受けた者のクローンを作り出す能力のようだ)
恋次「何してんだてめえら!」
恋次は作り出されたクローンに向かおうとするが
グシャ
恋次「うっ!」
液体を踏むという間抜けな真似をしてしまい、彼もクローンを作り出されてしまった。
ペッシェ「あー!皆ずるいずるい! 私も私もー!」
石田「なっ! ペッシェ!」
ベッチャ
石田はペッシェの行動に気付き止めようとするが一足遅く、結局ペッシェのクローンも出現してしまった。
ペッシェ「うほほーい! 増えた増えた!」
石田「何してるんだ君は! せっかくかわせていたのに!!」
ペッシェ「だって、私だけ仲間外れは淋しいではないか!」
石田「この場合は良いんだよ!」
石田とペッシェがこんな漫才をしている間にも液体で彼らのクローンが出来上がっていく・・・
恋次「おい、漫才してねえでかわせ!」
恋次の言葉も虚しく、石田とペッシェのクローンはかなりの数となってしまい、恋次とドンドチャッカのクローンも2人よりは劣るが相当数作られ、ようやく液体の放出は止まった。