BLEACH〜十四番隊の死神達〜
□十刃最速!?
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ゾマリ「さようなら名も知らぬ隊長よ。
あなたの敗因は、自ら名も語らぬそのおごりだ・・・・・・・・!!!」
ゾマリはそう呟き、目の前を見る。
すると、白哉の姿はなく、代わりに彼の羽織りが貫かれていた。
勝利を予感したゾマリは驚きを隠せない。
白哉「隠密歩法・四楓の参“空蝉”・・・・奴に習った術など使いたくはなかったのだがな」
ゾマリ「なんだと!?」
白哉「おごっているのは貴様だ十刃。
だが案ずるな貴様が敗北するのはそのおごりのためではない、ただ純粋に“格の差”だ」
ゾマリ「・・・・おごっている? 私が?」
貫いている羽織りをゾマリは捨て去る。
ゾマリ「何故そう思うのです?
あなたは敵だが隊長格だ。 私はあなたを自分と“同格”と考え、そのように振る舞っているつもりです・・・・おごりなどない」
白哉「破面が、自らをこの私と同格に考える。
それ自体が既におごりだと言っている」
ゾマリ「成程、どうやら号眼不遜があなたの性分のようだ。
良いでしょう、ならばあなたのその不遜、その身の内まですり潰して差し上げましょう」
ゾマリは斬魄刀を水平に浮遊させ、仏教信者のような構えをとる。
そして
ゾマリ「鎮まれ、“呪眼僧伽(ブルヘリア)”」
解号をいうと、斬魄刀から煙が発現しゾマリは姿を隠され、その煙が晴れると、彼は南瓜のような下半身で全身に不気味な眼が所々についた姿へと変わった。