菊丸総受お題シリーズ

□『嫉妬』
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「おーいし不二にヤキモチ妬いたの…??」

目をパチパチと瞬かせ、小さく首を傾げる。

その可愛さといったら大石が思わずその場にあった電柱に手をついてしまう程で…

「ちょ、大石っ大丈夫っ???」

気が付けば横でわたわたとし始める菊丸をギュッと抱き締めていた。

「大石大石っ!ここ外っ!外だよっ////」

普段は人通りがなくたって絶対にしてくれない大石の行動に、菊丸はパニック寸前だ。

「妬かせた仕返しだ」

パッと腕を解いて笑った大石は、もういつもの大石に戻っていた。

「ほら、帰ろう英二」

差し出された手もいつも通りに優しい。

「おう!」

返事をした菊丸は、その大好きな背中に飛び付いた。





fin




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