*小説*
□第一章
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あれは去年の冬の
ことだった…
いつも通り部活がおわって
片付けをしてる時だった
「えっ先輩引っ越すって本当ですか。」
「うん本当だよゆきちゃん」
「いつ頃ですか…」
「そうねぇ…皆が春休みに入ったくらいかしら…あっでも大丈夫よ冬にある劇にはちゃんとでるから心配しないで!」
人差し指をたててニコッと
笑う先輩…違う…
今は劇より先輩が…
先輩のことの方が
「おきろぉおぉおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「へっ!!」
ガタンと音をならし
椅子からおちる
「どったのゆき?ボーッとして最近おかしいよ」
彼女の名前は水谷あみ
小学校からの友達で
私の大親友
「べっべつに…なんでもないよ」
「ふーん…ゆきさぁ先輩引っ越しちゃって辛いのは分かるけどそろそろさ元気だしなよ」
やっぱあみにはお見通しか
「分かってる…分かってるけど、ね…」
「よし今日は私がケーキおごっちゃる!!喫茶店いくよ喫茶店!!!」
「えっちょあみまだ午後の授業のこってる」
「サボる!よしゃいくぞー」