無題

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「やっと着いたー!!」


旅館の一室でのびのびとくつろぐツナ
綱吉は窓を開け外の景色を見つめる
普段見ている景色ではなくとても綺麗な眺めに見とれる。ツナは背後から綱吉を抱きしめながらその景色を見る


「ツ、ツナ…?」


「綺麗だね…」


「…そうだな…」


ツナの腕に力が入る。軽く体重を掛けてピッタリとくっつく


「でもさぁ…」


「ん…?」


「綱吉の方が綺麗」


ふにゃりと可愛い笑顔ではかれたクサイ台詞にかぁっと綱吉の顔に熱が集まる。


「疲れたし、風呂…入ろ」


照れ隠しに言った言葉はツナにはバレいるだろう
ツナは小さく笑って うんっ! と言った
















「気持ちいいねー…」


「あぁ…」


ちらり と、ツナは綱吉を見遣る
熱さでとろんと潤んだ瞳。上気した紅い頬。血色のいい唇は真っ赤で時差見える赤い舌が煽醸的。
思わず顔を背向けたが、でないと理性が壊れてしまうだろう
ツナは 誰も居なくてよかった… と綱吉にバレないようため息をついた


「綱吉、逆上せるまえに上がろう?」


「ん…そうだな」


なんとか理性を保てた自分を褒めたいツナだった















「ツナ…もう寝るか…?」


「ん〜…じゃあさ、ヤろ?」


目を細めて妖艶に笑うツナに顔を紅くする綱吉
そのまま優しく押し倒され、逃げ場が無くなる
ちゅっ と小さなリップ音がなると深く口づける


「…んんぅ…ふぁ、はっ…ツ、…ナ…」


「んっ…」


酸欠で潤んだ瞳は既に欲に満ち、身体は次の刺激を望んでいた
ふっ と小さく笑うツナは普段の可愛らしいツナとは違い、男らしかった


「シてほしい?」


「ひぁっ……!」


耳元で囁くと綱吉の身体は面白いくらいに跳ねる
元々、耳が弱い綱吉は耳元で喋るのにも弱い
ツナはそれを知っているので、何かあれば耳元で囁く


「……ねぇ、綱吉?」


こくり、とツナの問いに答える
着ていた浴衣の間から手を忍び込み、綱吉の自身を撫でる
そのとたんに綱吉の身体はびくびくと震える
それを合図にツナは上下に強く擦る
どんどん蜜が溢れ出し、綱吉は引っ切り無しに喘ぐ


「あぁっ、やあぁ……!ひっ…イ、イっちゃ…ああぁんっ!」


「もうイっちゃったの?」


「はぁ…はっ、ごめ…ん」


「ううん。いいんだよ」


ちゅっと綱吉の額にキスをし、吐き出された精液を綱吉の後孔に塗り付け、ツプと指を入れる
慣れたそこはツナの指をキュウキュウと締め付ける


「ひぁっ、あ、ああぁ!……っめ…そこっ、らめぇ!」


前立腺を掠めたとこで喘ぎ声がさらに高くなる
目の前が真っ白になり、くちゅくちゅと鳴るそこに耳が犯される
口は開きっぱなしで唾液が流れ、生理的な涙が溢れる


「綱吉…入れていい?」


「んぁ…いちいち聞くなっ…」


優しく入ってくるそれ
指とは違う圧迫感は綱吉にとって、今では嬉しいものだ
全て入れ終わるとツナは綱吉の額に軽くキスをする


「綱吉、動くね?」


ゆっくりと、だんだん早くなる律動
もはや何もできない綱吉はただ喘ぐしかなかった


「あ、あ…!…んやぁ、ッ!…は、ぁン…ツ、ナ…つなぁッ!」


「…はっ、ァ…綱吉ッ…!」


二人共に息を荒くし、絶頂へ昇る
最奥を突かれ、身体を麻痺させてイく綱吉
後を追うようにツナもイった


「ツナ……」


「なーに、綱吉」


「ん…好き」


「ッ?!…うん…俺も好き」


























君と俺と…





(ずっと、一緒にいたい)



(……なんて、)






































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