無題

□My brothers
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俺、沢田捺吉には三つ子の兄と弟がいる。
兄は昔から大人っぽくて、頭も良く運動神経がいい。
性格は…お世辞にもいいとは言えないが、根は優しい…と思う。
弟は昔から俺にべったりで笑った顔が可愛い。
兄と比べて頭も運動神経も良くないが、誰にでも優しい性格をしている。
最近弟から黒い何かが見えるのは…気のせいだ。


「ねぇ、ナツー!ここ教えて」


「ん?ここは…」


「Xを代入だろ」


「あ、そっか」


…今、弟であるツナの前に俺。そんな俺を抱えながら本を読んでいるのがヨシだ。
別にツナに勉強を教えるのはいい…いいが、問題はヨシだ!!
何故、俺を抱えながら本を読んでる?!読みにくくないか?←そこじゃない
それは、まぁ…百歩譲ってやるとしても、俺の足やら腰をいやらしい手つきで撫でるなぁぁあ!!!


「ナツ?どうした?」


「…どうしたじゃない。さっきから何なんだ?!この態勢。つか手を退けろ!!」


「えぇ〜?やだ」


や だ じ ゃ な い!!


この兄は…っ!!どうしてこう、我儘なんだ!!!




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