【雅】雨中艶歌巡り


"わが恋は 人とる沼の 花あやめ…

雨に濡れた花々の危険な匂い
魅せられたなら暗く甘く引き込んで…"

【雨】の中の秘め事。ゲリライベント「雅」の復刻でお贈りします。

・晴明(平安一条戻橋→夜)
・道満(睡蓮池の畔→昼下がり)
・マスター(廃工場→夜)

受け攻め自由(晴明は攻めのみ)
一回の指名で二名まで(二名指名は物語の進行が遅くなる可能性有)

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06/21(Sun) 23:27
晴明


…どうして…か
ふむ…
…雨は自然現象だ。ただ、今降っているだけ。
外と時は多少ずれていれど、俺の幻想とて季節は巡るさ。

(間近には来ないなれど、寄ってきた白夜に満足そうに一人頷いて。質問に空を見上げて数回瞬きをすると、雨粒が肌を滑り落ちるのを抵抗せずただ受けながら、静かに返して)

…それに雨は嫌なことばかりではない。
穢れを流し、身を清める…
嫌がらず受けていれば気持ちのいいものだぞ

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06/22(Mon) 01:03
白夜

結界の中なのに、季節が巡る?
(それこそ意味が分からないと内心首を傾げるが、現実世界と断絶された空間ということにして自己完結させ)

気持ちいい……ですか
……、……ダメだ、ちょっと分かりそうにないです
おれにとって、雨は鬱陶しいばかりで…

(空を見上げて雨を受ける晴明を見て、その言う意味を理解しようと少しの間目を閉じ黙って雨を受けてみるが不快感ばかり気になってしまい、目を開けると欄干に凭れ額に手を当てて)

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06/22(Mon) 04:18
晴明


なに、無理に分かろうとしなくていい
俺には俺の…君には君の感性があるのだから。

(白夜の素直な感想を否定はせず、ただ微笑むだけで。そうして少しの間があって、天から橋に寄り掛かる白夜へ視線を戻せば、流れるように足を踏み込み間合いを詰め、先程まであった二人の距離を縮めるとゆっくりと唇が開かれ)

…白夜くん。君の脇腹…痛くはないか?
もし嫌でなければ俺に見せて欲しい。

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06/23(Tue) 12:49
白夜

ーー……
(流れるような動作でこちらへ近付いてきて、言ってもいない筈の傷について指摘する晴明に、傷を負った時のことを思い出して表情を強張らせて)

嫌じゃ、ないんですけど
………。

(先程できた傷の他にも治りかけの痣もいくつかあるのを思い
出すと、進んで見せる気にはなれず言葉を濁らせて。晴明が透視したのは一体どこまでだろうか、情けない姿を見られていなければいいな、と凭れた欄干に突っ伏すと憂鬱な顔をして)

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06/23(Tue) 15:06
晴明


…なに、別に透視をしたわけではないさ
傷や痣、病んでいる部位があると穢れが集まりやすい
俺にはそこが黒い靄に見えている。

(言葉を濁す白夜に再び目を細めれば、透視はしなくとも読心術は施したようで。話をしながら欄干へ伏せる彼の後ろへ立つと背へ手を置き、そのまま撫でるようにするりと脇腹に入り込み、抱き込むようにすると服の上から怪我をした場所を優しく撫でながら背中へ体をぴたりとくっ付けて)

……君はそこかしこが真っ黒だ。流石に捨て置けない。

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