その他
□第一回拍手
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『ねぇ船長、人肌が恋しくなることってありますか?』
「あ?」
突然そうきいてきたこいつはおれの部下
『だから、なんていうのかな…寂しい?とか、』
「…お前はあるのか?」
『え?…もちろんありますよ』
笑顔でそう答えた
『人ってみんな淋しがり屋だと思うんですよ、』
「………」
『船長もそうでしょ?』
「そう思うか?」
『一人ってみんな嫌いなものだと思います、船長もみんなといるの、好きでしょ?』
嫌いだったら仲間なんて一人もできないですもん、と付け足した
「フフ…そうだな…」
『わ!!///』
抱きしめてやった
「おれも、淋しがり屋だ」
『船長』
「なんだ」
『私を一人にしないで下さいね?』
‐多分私この世で一番淋しがり屋ですから‐
「…わかってる、」
おれはさっきよりも強く抱きしめてやった