頂もの♪

□捨てる者あれば、拾う者あり!されど捨てた者が戻ると思うべからず!
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〜主な登場人物の設定〜



沢田綱吉

通称、ツナ。元ボンゴレ10代目候補。
綾香に陥れられて、10候補の座から蹴落とされてしまった少年。

リボーンからの報告を鵜呑みにした家光には自分の言い分1つも聞いてもらえず綾香の部下になるための教育を受けさせられるためのイタリア行を一方的に言い渡され、綾香の言い分を鵜呑みした母親の奈々からは虐待されたあげくアッサリと家光からの言われたイタリア行を勝手に了承されてしまうことに。

しかしそんな折、奈々の実家である九曜家の使いと称する木津という男性と出会い・・・・・・・。

幼い頃から人には見えないものが見えていたが、それを言うと家光と奈々が血相を変えて誰にも言うなと言っていたので自分の胸の内だけに留めるようになった。
それゆえに人に見えないものが見えるということが何を意味するものなのかも知らず、木津に会うまでは自分に流れるもう1つの血に纏わる事も一切知らなかったのだが・・・・・・・・・・。




沢田奈々

ツナの母親。元九曜家の跡取り娘。
日本古来から続く名家、九曜家の出身の元お嬢様。
しかし自分には陰陽師の資質がないことを密かに気にしており、ずっと九曜家で孤立感を感じていた模様。
それゆえに家光と恋に落ちた時、躊躇なく家を捨てて駆け落ちしてしまった。
そして実家である九曜家とは一切連絡を取らず、絶縁状態になっていた。

九曜家のお嬢様とはいえ奈々自身は陰陽師の資質はなく、九曜家に伝わる陰陽道を教えてもらっていない。
しかし息子のツナから人には見えないものが見えることを言われ九曜家の血をツナが濃く引いてしまったことを知って、愛する息子が九曜家に取られぬよう決してそのことを誰にも言わないようにと強く言い聞かせてきた。

ツナが綾香に陥れられた時、涙ながらに訴えてきた綾香の言葉を妄信。
このため無実を訴えるツナの言葉には一切耳を傾けず、息子の世話を一切放棄してリボーン達と一緒になって毎日罵倒し、時には頬を平手打ちするほどになってしまった。
そして家光からツナをイタリアへ連れて行くという話を電話口で聞かされた時も、それが息子を見ず知らずの他人しかいない組織へ売り渡すことにも等しいとも気づかずにアッサリと了承してしまう。

しかしそのことでついにツナが絶望し、親子の縁を決定的に断ち切ってしまうことになるとは夢にも思っていなかった・・・。




沢田家光

ツナの父親。ボンゴレの門外顧問。

若い頃、偶然出会った奈々に一目ぼれし奈々の父である九曜道三に結婚を許してもらおうと何度も頼んだものの結局許しを貰えることはなかったため、奈々に駆け落ちを持ちかけ九曜家と絶縁させて結ばれる。
それ以降九曜家とは一切関わりなかったのだが、息子のツナに九曜家の血が濃く受け継がれてしまったのを見て部下達を動かし、決して九曜家がツナに接触してこないように目を光らせていた。

しかし綾香の嘘を妄信したリボーンからの報告書を鵜呑みにしたため、ツナが綾香を苛めないようにと今までツナに付けていた護衛を全て綾香の護衛の方へ回してしまう。
その上でロクな調査もなしにツナを罪人と決めつけ、ボンゴレ10代目候補とボンゴレリングを取り上げて綾香に渡してしまった。
そして綾香を新たな10代目候補にした後、綾香の部下教育を受けさせるために嫌がるツナに有無を言わさずイタリア行を言い渡し、イタリアのボンゴレ本部でその準備を進めていた。

けれどツナがイタリアへ行くまさにその日、ずっと絶縁していた九曜家からの使いがツナを連れて行ったという連絡をリボーンから受けて・・・・・・・・。




リボーン

ツナの家庭教師。
はじめはツナを10代目にするためにボンゴレから派遣されてきたが、綾香の嘘を妄信し自分が騙されていることに気づかないまま綾香の言い分だけをまとめた報告書をイタリアへ送ってしまった。

ツナがボンゴレ10代目候補から外されてしまって以降は綾香の部下にするための家庭教師になったが、ツナをイタリアへ連れて行くその日に九曜家からの使いの者達がツナを連れて行ってしまったため、慌ててボンゴレ本部にそのことを報告。
そこで家光と奈々からツナには九曜家の血を濃く受け継ぎ陰陽師としての資質さえも受け継いでいたため、九曜家からとても目を付けられやすい存在だったということを聞かされる。




ボンゴレファミリー

リボーンの報告を鵜呑みにしてしまったために、ツナから10代目候補の座とボンゴレリングを取り上げ綾香に渡してしまう。
そして償いも兼ねてツナを綾香の部下にするべくイタリアに連れて行って部下教育を受けさせるつもりだったのだが、イタリアにツナを連れて行くその日に九曜家に連れて行かれていってしまい、大慌てすることになる。

そしてツナを取り戻そうと血縁やツナの罪を理由に取り戻そうとするが、逆に真実を公表されてツナを取戻しにくくなってしまうことに。




渦動 綾香(かどう あやか)

ボンゴレ欲しさにツナを陥れ蹴落とした少女。
ボンゴレ関係者は上手く騙せおおせたもののツナをイタリアへ連れて行く日に九曜家に連れて行かれてしまい、ボンゴレを使ってツナを取り戻そうとする。

しかし九曜家の力の大きさを知らなかったがゆえに、自分の悪事を暴かれてしまうことに・・・。




九曜 道三(くよう どうさん)

九曜家の当主にして、奈々の父親。ツナの祖父。
1人娘の奈々が家光と恋に落ちた際、家光がマフィアであるボンゴレ関係者だと知って2人のの結婚に反対。
しかし2人が駆け落ちしてしまったことで、奈々を勘当しそれ以降は絶縁状態に。
けれどそれでも娘の奈々のことが気がかりで、式をやっては遠くで様子を見ていた。

勿論、孫のツナの事も知っていたが、母子を引き離すのは忍びないとあえて接触せずにいたが奈々が息子のツナを虐待している事を知り木津を使いにやって接触を図る。
そしてツナが意に沿わぬイタリア行を強要されている事を知り、ツナを守るために九曜家で引き取り次期当主にすることにした。

今回の一件で自分の孫であるツナを道具と見なし、人とも思わぬ扱いをしようとしたボンゴレが大嫌いになったらしい。
勿論、ツナを返してやるつもりも更々ない。




木津 誠(きづ まこと)

九曜家に仕える、男性。
九曜家当主である、道三にとても忠実。

今回道三の命を受けてツナに接触し、道三とツナを引き合わせたり九曜家のことをツナに教えてやったりする。

イタリアに連れて行かれる日に部下達に連れてツナを迎えに来たのも彼で、九曜家の次期当主になれる資格を持ったツナを道具扱いしようとしたボンゴレを嫌悪している。




九曜家

平安時代から続く、陰陽道に長けた名家。
天皇家に仕えたこともある由緒正しき家で、日本の裏社会に絶大な影響力を持っている。

現在は道三が当主を務めており、彼に引き取られたツナが次期当主になることになった。



     

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