†本編

□君と僕の幸せを、
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「おーい!!!十四郎。」

「……ちっ糞天パ…」


「いやっ!!会った瞬間舌打ちとか!!そんな銀さん嫌われてんの??!」



巡回途中恋人に会った俺は照れ隠しで冷たい態度をとってしまう。



「十四郎ー??そんなに俺のこと嫌いなのぉ??」

「可愛い子ぶんな、気色ワリィ。」


必死に顔が赤くなるのを抑えながら銀時から目を反らす。


「おい、土方コノヤロー。俺のこと忘れてないですかィ。」


「なんだいたの??沖田君。」
「なんでィ。万事屋の旦那。こんなヤローとまだくっついていたんですかィ」


栗色の髪をなびかせ嫌味を言う俺の部下。


「総悟。悪ぃが先に行っててくれ。俺はこいつを片付けてから行く。」


「ちょっと!!俺達喧嘩すんのかぁっ??!銀さん愛しの十四郎君に傷をつけたくありませんっ!!!」

「やかましいっ俺がそんな簡単にやられっかよっ!!」

総悟はハァと溜め息をついてさっさと歩き出した。







「ママーっ」


「待ちなさいっるみちゃんっ」




ドンッ



「おっ…と…??!」






パッパー…!!!!!




「総悟っ!!!!!!」



意識は飛んでいった。
残ったのは左手に残る温もりだけだった…―。
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