銀魂
□朝の微睡み
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『ん、…ふぁ』
朝。窓から差し込む、
暖かな日差しで今日も目覚める。
まだぼんやりとする頭ながらも、
そろそろ起きなければと、欠伸をしつつ
身を起こし布団を出ようとするが、
「瑠菜、どこ行くの…」
服の裾を掴まれた感覚と、
寝起きで低く掠れた銀ちゃんの声で
私の動きは止まってしまう。
『いや、もう起きようかなって。』
「まだ良いじゃん…今日は休みだし、」
『でも、ご飯…作らなきゃっ』
言葉を交わす間にも、体は布団に戻され
銀ちゃんの腕が腰に回される。
「大丈夫!だから、一緒に寝よ…?」
…なんて、抱きつかれながら。
寝ぼけて甘えてくる彼のお願いを、
私が断れる筈がない。
朝の微睡み
( 抜け出せず。温もりを抱きしめて )
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(瑠菜、あったけぇー…)
(銀ちゃん、可愛い…//
まぁ今日くらい、いっか。…ふふっ)
((おやすみ。))
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