少女
□今日もお互い偽って
6ページ/8ページ
*-*-*
二人並んで外朝の廊下を歩き、
暫くして目的地…
府庫に辿り着くと
そこに邵可の姿はなかった。
『あら…?邵可様、居ませんね。』
「少し出ているのだろう。
…先にお茶にするか?」
『!…そうですね!』
思いがけず彼の方から誘われ、
少し驚くも断る筈がなく。
早速卓子に包みを広げ、
茶器を用意しお茶をいれた。
それから二人で向かい合って座り、
たわいのない話を幾つもし
どちらともなく笑い合った。
*-*-*
→
次へ
←
前へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ