少女

□今日もお互い偽って
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二人並んで外朝の廊下を歩き、
暫くして目的地…


府庫に辿り着くと
そこに邵可の姿はなかった。


『あら…?邵可様、居ませんね。』

「少し出ているのだろう。
…先にお茶にするか?」

『!…そうですね!』


思いがけず彼の方から誘われ、
少し驚くも断る筈がなく。


早速卓子に包みを広げ、
茶器を用意しお茶をいれた。


それから二人で向かい合って座り、
たわいのない話を幾つもし
どちらともなく笑い合った。


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