倉庫詰め込み

□ディラン♀
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「  ――で宇宙人を名乗る人物らがサッカーで中学サッカー部に勝負を挑み勝利すると学校を破壊するという破壊行為を行っています。また、その宇宙人を名乗る少年等は自らをエイリア学園に所属。セカンドランクを名乗ることから複数の協力者、組織的なものがあると―――」



『Heyマーク!!ミー日本に行きたい!!』


突拍子もなく急に日本に行きたいと言い出したディランにたまたまその時席を外し、今しがた戻ってきたマークにはどうして急に日本に行きたいなどと言い出したのかわからなかったが、テレビのニュースを見て大体は見当がついた。

「急に…あぁ、そのニュースか。」
『今ならエイリアンに会えるんだよ!!ミーエイリアンなんて見たことないから実物を是非ともみたいよ!!!』
「まぁ、普通はお目にかかれないが…そういえば日本にはカズヤがいるから・・・もしかしたらエイリアンを見ているんじゃないか?」
『ワァオ!!確かにそうだね。早速カズヤに連絡しないと…もうミーのテンションギンギンだよ!!』
「・・・ディラン、女の子がそんなこと言うんじゃない。」





そういったマークの声は最早ディランには届いていなかったらしい。
カズヤ、カズヤ…と携帯電話をいじりだした。
そんな光景に少しイラッ、としたがディランが楽しそうにしているんだ。と自分に言い聞かせるマーク。
然し、ディランが携帯を耳に当て「Oh…No…」と残念そう呟き、携帯をパタンと閉じた。





「どうしたんだ?」
『カズヤ出なかった…留守電だったよ…』
「そうか・・・」




残念そうにしているディランを抱きしめてあげ、頭をよしよしと撫でる。
嫌がられるかと思ったが余程ショックだったのかされるがままで寧ろグイグイとマークの胸に額を押し付けた。
まぁ、無理もない。今までは電話をすればワンコールで出てくるほどの俊足を見せつける・・・寧ろ始終携帯を手放さず画面を見ているんじゃないかと思わせるほどのカズヤが珍しく出ないのだから。
先程までイライラとしていたマークも先程までの不機嫌さが嘘のようになった程だ。

そして心の中で「カズヤじゃなくてアスカにかければよかったのでは…」と思ったが、今暫くはこうしていたいので言わないでおこう、もしかしたらカズヤも何か忙しいのかも知れないし・・・。とマークは思ったのだった。




ミーも見たい!!



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突発的にディランを書きたくなった。
マークが偽物。珍しく名前変換が無いが女の子かどうかも分かりにくいという結果に至った…。
ここまで読んでいただき有難うございます。
次はオマケ
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