短編
□キスしたくなるような顔で
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唇に柔らかくて温かいものが当たっているので目が覚めた
目を開けると夜天のドアップが映る
「ちょ…ちょっと!急に目覚まさないでよ!」
起きた私に気づいた夜天はすぐに私から離れる
寝ぼけててよくわからないけど、夜天は相当焦っているようだった
「か、勘違いしないでよね!君が…きっキスしたくなるような顔で寝てるから……少しいじわるしてみただけだよ」
そう言って夜天は教室から出ていった
夜天にキスされたのがわかったのは完全に目が覚めてからのこと