『ポエマー』のための場所です。
『詩』的に素晴らしき文を お願いします。
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管理者 明陽
[ﾚｽ書込]
07/16(Thu) 21:57
今日の眠り
禍是
今日の眠りが 最期になればいい
…と 願ってしまっていた
心の中に トグロを巻く カオスは 俺を 眠らせない
無限な 苦痛に 終わりはないのか？
柔らかく 巻きつけられた 真綿は 少しづつ 締め上げられて
生温い 吐息を 俺に 吹き掛ける
早く この世の終わり が 見たい
俺の魂が 解放されないのであるならば 世界が 先に失くなりゃ 意味もなくなるだろう？
枷のように 鎖が重い…
実際は…たいして『重量』なんかないのさ
あるのは 『重量』ではなくて 『責務』の重さだよ
『願う』ばかりで
我々から 離脱して 便利な世の中から 逃げる事もしない バカな『人類』
信じていた『天使』共に虐殺されている ってのに…
それでも まだ 『祈る』のか？
『世紀末には 生き残り 生き延びられますように』？
生き残ったところで 未来に 何を 期待する？
破壊されたビル街と 腐敗臭が充満し
多くの 死体が 転がる大地に
『復活のラッパ』なぞ 鳴らない
絶望感を含んだ 生き延びた人々の叫び だけが廃墟を こだまする
一部の 諦めた人々は 死ぬのを 覚悟した
また 一部の 人々は 廃墟に 花を植えた
花は 樹木の種だった
人々が 死に絶えた大地に 青々とした 葉を広げ 死体を養分として 花を咲かせた
何者も いなくなった大地に たったひとつの大木が 美しい花を 咲かせても
すでに 愛でる人々は 死に絶えてしまった
御使いのひとりが
「箱庭の実験は失敗した」
と 小さく呟いた
それで破棄された『箱庭』は ひとつの 恒星となり 夜空に 輝くのだった
御使いは また 新たな『箱庭』を 創造する
そして 『魂』を 配置する
こうして
俺の永い物語は
新たな形で
また 始められる
913SH
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08/23(Mon) 00:44
愛を叫ぶ事が叶わないなら
禍是
君を 腕に 抱き
『愛している』
と 幾度でも 囁いてやる
開く事のない 瞼
語る事のない 唇
まだ 体は 温かいのにな
もっと 早く 伝えてやればよかったな
最期まで 君の笑顔を 見る事は かなわなかった
血が 滲むような 朝焼けの中
君の 遺体を 埋葬した
一晩中 君を 抱きしめていたけど
物言わない 君は 寂しかったよ
レクイエム代わりに
君に捧げる ラブソングを 即興で作った
君の 魂に 届くといいな
もっと 早く 言ってあげれば よかった
『君を ずっと 愛していた』
…と
943SH
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