☆Novel☆
□雛ちゃんとたつ
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今日はヒナちゃんのおごりで最近テレビでおいしいと評判のお好み焼きを食べに2人で出かけることになった。
他のメンバーはみんな個々の仕事が忙しく、たまたま僕とヒナちゃんだけがオフだったからだ。
お好み焼きの店までは僕んちから歩いて5分
ヒナちゃんちからは歩いて15分と離れているため僕たちは6時に現地集合と約束した
この日は王国全体が梅雨時雨
僕はひと足早く着き、店の前で待っていた
約束の時間まであと5分
雨は止むことを知らずしんしんと降り注いだ
ところが、約束の6時を過ぎてもヒナちゃんはなかなかやってこない
やってこないどころか電話をしても繋がらない
僕が心配になってきたころ、ヒナちゃんから電話がきた。
もしもし
もしもし、たつ?
うん
たつ、ごめんな。俺うちの鍵うちのどっかでなくしてもうてさ、もうちょっと遅れるわ〜
そっか、無理せんといてな
大丈夫、見つかったらすぐ行くから!ごめんな、ホントに待たせてもうて
大丈夫やで、ヒナちゃん
じゃあそういうことで!
後でな〜
………やっぱりヒナちゃんらしい理由やな(笑)