天下統一恋の乱

□幸村〜恋する如月〜
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ワカサギ釣りの途中、誤って氷上から転落した私を幸村様が助けてくれた。

服を乾かすために幸村様は、気を失った私を近くの空き家まで運んでくれていた。

体を温めるためにお酒を飲んだ幸村様は、少し酔っているらしく、布団で辛うじて胸元までを隠して何も身に纏っていない私を温めるために後ろから抱きしめてくれていた。

その状態で幸村様と私は、何度も口付けをかわした。
徐々に深さを増す幸村様の口付けに私は翻弄されていく。

どれだけそうしていただろうか。
突然、幸村様が唇を離した。

『・・・これ以上したらもたねぇ・・・』

そう言って私を抱きしめる幸村様の腕に力がこもる。

「幸村様??」

私が振り返って幸村様にそう問いかけると、幸村様は、お酒のせいだけではないとわかるくらいに真っ赤な顔をして俯いていた。

『だから・・・その・・・これ以上こうしてたら押さえがきかねぇっていうか・・・』

幸村様に後ろから抱きしめられた状態で私は、腰の辺りに何かが当たる違和感を感じ、ようやく幸村様の言っていることの意味がわかった。
既に幸村様自身は反りたち、私のことを求めていた。

「えっと・・・その・・・」

私が戸惑っていると、幸村様が私のことを向き返らせ、布団の上に押し倒した。

「えっ!?」

私の胸元にかかっていた布団が剥がれ落ち、幸村様に私の裸の上半身が露になる。

『まだ凍えてるんだろ??温めてやるよ。』
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