ウサビッチ小説

□偶然遭遇 赤緑←狙+運
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....少し離れた花畑。

緑「キレネンコさん...大丈夫かな...」。

運「へーきへーき、それよりさぁ君に色々聞きたいことがあるんだけど」。

緑「?何でしょう?」。

運「君、本当に可愛いねぇ♪」。

緑「えっ?」。

オレがそう言うとこの子がちょっと困った顔をした、困った顔も可愛いなぁ。

運「いやーいつも車ごしで見てたけど女の子みたいだな〜♪」。

俺がさらにそう言うとこの子はさらに困った顔をした、するとこの子がこう言ってきた。

緑「なっ...何を言ってるんですか!僕は男ですよ!?」。

運「知ってるよ」。

緑「じゃあ、どうして?」。

運「だって君、可愛いし優しそうだしさ、どうして捕まったの?」。

緑「あっ...それはですね...」。

運「それは?」。

緑「...三年前、僕がお仕事が終わって、先輩の人が僕に無理矢理お酒を飲まされて次の日二日酔いしちゃってその日休んだら資本主義者めって言われたら監獄に入ったんですよ」。

運「えっ...そうだったの?可哀想に...ごめんね」。

緑「あっ、いえっ良いんですよ、それにつらい事はあまりありませんよ」。

運「えっ?」。

緑「最初は凄く不安でしたけど、皆とても優しくしてくれるんです」。

運「...あの赤いのは?」。

緑「キレネンコさんですか?ええ...とても優しい人です、それで...」。

運「...それで?」。

緑「大切な人なんです」。

運「...そうか」。

この子がそう言った後、オレはなんだか吹っ切れた気がする。
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