《Love Get》

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『ん…………』
次に目覚めたのはその日の夜だった。周りを見渡すとツナも骸も居なかった。

『…帰ったのか』

あのツナが珍しい。嵐でも来んじゃねぇか?…アイツの事だから俺が目覚めた瞬間“ご主人様ご無事でしたか良かったぁ”なんて言葉が降ってくるものだと思っていた。

『っく…まだ痛むな…』

頭がガンガンと痛む。


ピピピピっ
『っっ!チ…またかよ』
突然電話が鳴り出した事に驚く。頭をワシャワシャとかきながら“connect”のボタンを押す。使用人の声が聞こえて来たのだがどうも声が荒っぽい。


『隼人様っ大変です!今沢田さん宅から連絡がありましてツナさんがっっツナさんが!…………………』

『なっ……すぐ行く!』



俺は電話を切ると椅子に引っ掛かったパーカーを手に取り部屋を後にした。

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