会話

□御坂
1ページ/1ページ

「あ、第三位だ」

「アンタ、こんなところで何してんの。それに私には御坂美琴っていう名前があるんだけど。順位で呼ばれる言われはないわよ」

「ここ、僕の仕事場なんだけどなぁ。と言うわけで、危ないから帰りなよ。御坂美琴」

「危ないからって……アンタ、私が常盤台の超電磁砲だってこと知ってるでしょ? 危ないなんて言葉には縁遠いわよ。序列不明の幽霊さん」

「僕だって君の妹に貰った水晶白雪って名前があるんだから、そういう風に呼んでほしいな」

「へぇ、……その名前、妹達に貰ったのね」

「正確には検体番号10032号だけどね。君とは違っていい子だよね」

「わ、私とは違ってって何よ!! アンタにそういう風に接してくれる女の子、あの子ぐらいよ、精々大事にしなさい!」

「……そう言って幻想殺し――、上条の争奪戦脱落させようって魂胆が見え見えだよね」

「なっ、そそそそそんなワケないじゃない! 私がそんな汚い女に見えるの!?」

「いいや。妹を救うために第一位に挑むなんて妹思いのいいお姉さんだと思う」

「へっ? ば、バカ。こんな時にいきなり真面目にならないでよ」

「僕の感想を言っただけなんだけどなー……っと。御坂」

「ええ。どうやら、長話しすぎたみたいね」

「数は20ぐらいかな。だから早く帰れって言ったのに……」

「アンタの所為でしょうが! 私の所為とは言わせないわよ!?」

「うん、一般人を巻き込むなんて、僕もまだまだだね」

「……アンタも中々甘いわよね」

「うん、そうなったのは最近だけど、よく言われる」

「で、その甘い幽霊さんは当てにしていいのかしら?」

「だから幽霊じゃないって。それと、元々一人でやる筈だったことを忘れないでほしいね」

「あら失礼。んじゃ、背中は預けさせてもらうわよ、水晶」

「……白雪でお願いしていいかな」

「はいはい。行くわよ、白雪!」










仕事場に美琴さんがいたらの話。
きっと出会いは例のごとく街頭で美琴さんに絡んでたスキルアウトを通りすがりに氷で吹っ飛ばしたんだと思う。
で、「超能力者と言ってもこんな小さなお子様ならどうにかなると思ってた? それとも君たちは単純にロリコンだったの?」とか言ったら(悪気なし)恐らく記憶を失う前の上条さんと美琴さんみたいな関係になるんじゃないかなぁ。
そろそろ秋月さんの魔術サイドを書きたい。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ