NOVEL

□未来図
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「もう!!あたしもちょっとだけ…本当にちょっとだけ、エドガーと同じことを思ったの!///」

「その《ちょっと》を無しにしてくれたら嬉しいんだけどな」
そう言いながらもエドガーは嬉しそうに笑っていた。
プリンスのこともあって、エドガーは最近笑わなかったから、その笑顔を見て、リディアは胸の奥が熱くなる感じがした。




ねぇ、エドガー。

本当はちょっとじゃないの。

恋愛とか、結婚とか、あたしにとっては漠然としていて、まだ想像できないけれど、エドガーとそうなれればいいなって思ってるの。

まだ思いすら伝えられないあたしだけれど、いつか伝えるから、それまで待っていて…。





エドガーとリディアの願いは同じ。

そして、それは二人の未来図。


そう思える日だった。


プリンスのことで気は抜けないが、二人の雰囲気は明るく、楽しそうな話は絶え間なく続いていった。


END
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