コラボ部屋
□素敵な先生
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素敵な先生U〜爽子Ver〜
素敵な先生U〜爽子Ver〜
「黒沼爽子です、よろしくお願いします」
風早先生に案内された教室で
ドキドキしながら挨拶をした
わあっ!高校生だ!
制服だあ!懐かしい!
目の前の光景に思わず笑みが零れてしまう
「うわっ!///」
「え?」
突然の風早先生の声に向くと
また風早先生は顔を赤らめていた
やっぱり風早先生、風邪を引いているのでは?
「風早先生!顔真っ赤〜〜!!」
「う・うるさいよ!/////」
男子生徒にからかわれて更に顔が真っ赤になる風早先生
なんだか・・・可愛い
はっ!私ったら!
年上の先生に対して可愛いだなんて
失礼なことを!
「黒沼せんせー何歳?」
「ええっ!わ・私ですか?に・21歳です!」
突然の質問にあたふたしてしまう!
こんな私に質問してくれるなんて!
なんて良い生徒さんたちなんだろう!
「あはは!先生可愛い!彼氏は?」
「か・彼氏ですか?」
「こ・こらっ!お前ら!そんな事聞くんじゃないの!」
「ええーーーー!先生も聞きたいんじゃないの〜?」
「さっきから顔赤いし〜一番聞きたいの風早先生だったりして〜!」
「−−−−−−−−っ!!そ・そんなことないよ!
く・黒沼先生!そんな事答えなくていいからね!」
「今はいません!」
「へ???」
生徒さんからの質問にはちゃんと答えなきゃ!
せっかく聞いてくれてるのに答えないのはダメだよね!
おおおおおおおっ!!!!!!!
大きなうなり声が響いてクラスが揺れる
わっ!!!ど・どうしたんだろう?
「「「「「黒沼せんせー!可愛いーーーー!!!!!」」」」」
「えっ?かわ・・・??めっ滅相もないです!!!」
「風早先生、嬉しいんじゃないの〜〜!!
今は彼氏いないんだってよ〜!」
「お・お前らーーーー!!いい加減にしろーーー!!///
次の授業の用意しとけ!!
く・黒沼先生行きましょう!!///
」
風早先生に腕を引かれて教室を出た
私達が出て行った教室からは“やっぱりそうだよー”
なんて声が聞こえてきた
何がそうなんだろう?
風早先生は無言でズンズン進んでいく
お・怒ってらっしゃる?!
「か・風早先生!す・すみません・・・私ったら・・・」
「あっ!!!ご・ごめん!!!!///」
急に腕を離して勢いよく頭を下げる風早先生!
「い・いえ!そんな!私が何か余計な事を!!」
「いや・・・違うんだ、ごめん・・・つい・・・
あれ以上見てられなかったというか・・・
見せたくなかったと言うか・・・」
風早先生は少し困ったように頬を掻きながら視線を逸らした
腕にまだ風早先生の温もりが残っている気がする
表情が豊かな先生なんだな・・・
今日だけでも沢山の表情を見せてくれた風早先生
生徒にも人気があって風早先生ってすごいなあ・・・
素敵だな・・・
「いや・・・まあ・・・
これからはあまり生徒に何言われても気にする事無いから!」
「あ・・・はい!」
「〜〜〜〜〜〜っ///////」
やっぱり・・・顔が赤い風早先生・・・
「顔が赤いですよ?風邪かもしれないので塩水でうがいを・・・」
「う・・・・うん・・・/////」